Home Live → LiveReport 0057

ライブレポート 0057

2013年 9月 15日 鎌高軽音部 in HandwiredGarage

出演バンド : keep out、鏡花水月 、GUWA+、ぬれせん、Gersimi 、Junk groove(嵯峨山バンド)、米粉パンナコッタ、the FLaT

地元の高校である鎌ヶ谷高校軽音部の企画。
何を隠そうHandwiredGarageを主催している今泉は同校同部の出身者。

自分が高校生の頃にはライブと言えば春の新入生歓迎ライブと秋の文化祭の2回しかなく、会場も学校内のどこかの教室。
機材も部室から運んで来ただけのもの。

ライブハウスなどと言うのはそれ専門の人が出入りしているところで、学生が出られるところではないと言うイメージ。


いざ自分が音響の世界、そしてライブハウスの世界に進んでみると、
そこには沢山の高校生バンドがいて、そしてその内の幾らかは驚く程ハイレベル。

そしてわかったことは、年に1回か2回のステージしか経験しなかった自分たちと、
毎月ライブをこなしていた彼らの間に、何倍も差があるのは当然だと言うこと。
何より、ライブハウスと言う文化の中にいる彼らがとても羨ましかった。

かと言って、高校生がライブハウスに出演するには大きなハードルが存在することも事実。
まず、高校生には高すぎるチケットの問題。場所によりけりだけれど、1.500円とか2.000円のチケットは高校生には高すぎる。
そして、それが売れなければノルマ分は自己負担しなければならない。ひとりも呼べなければ1バンドで2万円くらいかかってしまう。

もうひとつは日程の問題。高校生のイベントを週末にやってくれるライブハウスは殆どないので、
平日、学校が終わってからライブハウスに駆けつけることになる。
でも、それではリハーサルに間に合わない。結果として、リハーサル無しの不完全な状態でライブをやることになる。
それに、経験のあるバンドのリハーサルを見て勉強すると言う機会も得られない。


HandwiredGarageと言う変な場所を作ったとき、そこでは利益を追求しないと決めていた。
その場所は、ただ音楽文化を育てる場所であれば良い。

その線で考えるならば、高校生ライブは週末か、休みの日にやるべきだと思う。
そしてチケット代は可能な限り安くする。
(チケット代500円、ドリンク代150円と言うのは、多分日本全国で見ても1カ所もないと思う。)


そんなことはどうでも良い話で、とにかくHWGと言う場所を地元の高校生のために提供できることは
私の信念に基づく喜びであるから、私はこの日をとても大切に思っていた。


清掃を終えてライブハウスを開けると、次々にバンドメンバーが集まって来た。
初めまして。の人も、久しぶり! の人もいたけれど、誰もが緊張と興奮の入り交じった感情であることはすぐに解った。
自分も同じだった。

やがて、会場がいっぱいになって、そこにいる全ての人間の声が大きくなって、それを越えようとする楽器の音が会場に飽和して、
音と感情が同じもののようになった時、「これがライブと言うものなんだけれど、どう思う? 」と会場に聞きたくなった。


全8バンド、何のトラブルもなく終わった。
終演後、HWGでは、会場を談笑の場として解放することにしている。

ステージでバンドメンバーと話をしていたら、会場からアコースティックギターの音と歌が聞こえて、それが大合唱になった。


HandwiredGarage音響、今泉 貴輝


出演者募集  ライブ日程

ライブヒストリー メールを送る