MICROTECH GEFELL UM 92.1 s




ラージダイヤフラム・コンデンサーマイク

・ドイツ (旧東ドイツ) MICROTECH GEFELL 社製
・デュアル・ダイヤフラム (NEUMANN M7 カプセル)
・真空管 (EF86)
・トランス出力
・無指向性 / 単一指向性 / 双指向性 の切り替え式



MICROTECH GEFELL (マイクロテック・ゲッフェル) 社は、ちょっと知名度の低いメーカーかも知れません。

しかし、歴史は相当古く、ドイツの老舗マイクメーカーで、創業 は1928年とのことです。
戦後、東西ドイツ分断に伴い、同社も東西の会社に分別され、旧東ドイツの会社が、MICROTECH GEFELL 社、
旧西ドイツの会社が、NEUMANN (ノイマン / ニューマン) 社となり、それぞれ別々の発展を遂げてきました。
(GEFELL とは、同社の所在地に因んだ社名です。)

そのため、同社のマイクは、オールドノイマンに通じる設計思想があります。
その中でも、UM 92.1 s は、マイクカプセルに M7 カプセルを使用した真空管コンデンサーマイクで、
オールドノイマンのキャラクターを現在に伝える貴重な存在だと言えます。

言うまでもなく、M7 カプセルは、NEUMANN U-47 に使われていたカプセルです。
また、真空管には EF86 を採用し、こちらは NEUMANN U-67 を踏襲した作りとなっています。

しかし、音色は U-47 や U-67 のそれとは異なり、独特の美学を持っていると思います。
具体的には、オープン感、立体感の表現が素晴らしく、このマイク以外では得られない質感があると思います。
最も優れたボーカルマイクのひとつと思います。

無指向性 (omni-directional) / 単一指向性 (cardioid) / 双指向性 (figure-8) の
3つの指向性を、パワーサプライ側で切り替え可能。
真空管ドライブ電圧は DC120v となっています。

当スタジオでは電源部を改良し、プリント基板をパイパスして直接配線としています。
マイクからの信号は極めて小さな信号ですので、このような小改良でも音質に大きな差が生まれます。



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