Peavey VMP-2




チューブ・マイクプリ / ラインアンプ

・アメリカ Peavey 社製
・2Uラックマウントサイズ
・フルチューブ
・トランス入力/トランス出力



Peavey 社が、かつて製造していた、真空管シリーズの1機種。
同社はアメリカでは安価で良質な機材を生産しているメーカーとして定評がありますが、
国内では2流ブランド的な受け止められ方をされているような気がします。

そのため、本機を購入した理由は積極的な物ではなく、単なる興味本位でした。
しかし、このプリアンプは凄い機材でした。
とにかく最高に暖かくて艶のある音が録れます。

海外のサイトを調べてみたら、かなり評価の高い機材であることがわかりました。
私が手に入れた価格の、3倍以上で取引されています。

中を見てみてまた驚きました。
徹底した古典的な回路設計で、 チップはおろか、トランジスタさえ一切使用されていません。
これぞ真空管アンプ!

もちろん入出力にはトランスを使用しています。
真空管は8本使用されており、12AX7が6本。12AT7が2本です。

ハイは適度に丸く落ちているのですが、全く気になりません。
とても曖昧に効く、HighとLowだけのイコライザー。
ゲインはあまり高くないので、リボンマイクなどには向いていませんが、
ノイズも真空管の優しいノイズなので音楽的にすら聞こえます。

とにかく艶と空間を感じさせます。冷たくて硬い感じのするライン物も簡単に暖まります。
また、ボーカルを録ると、美しく優しい響きが付加されます。

大変面白いアンプなのですが、歪みやすいのが欠点で、特にベースでは容易に歪んでしまいます。
メーターなども一切ありませんので、シビアなレベル管理が必要な物には向きません。
真空管を変えれば音質は劇的に変わると思いますが、いまのところこの音質を気に入っているので、手を入れていません。

ストックでは、12AX7が中国製の物。12AT7がPeaveyの物で、恐らくロシア製です。
(2017年現在、そろそろ真空管の寿命が来たのか、ノイズが増えてきました。次は交換レポートを記載します。)


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